パソコンで発売され、後にＰＳとサターンなどに移植されたタイトルです。海外ものと勘違いしそうですが、国内で製作されたソフトですよね。ビルディング育成ゲーム、とでも言うか、シムシティに始まった（←こう言うと「Ａ列車で行こう」シリーズを発売しているアートディンクさんに怒られるなあ。そっちの方が古いから・・。）都市開発シミュレーションの流れを組むソフト、と言えば分かりが早いでしょう。プレイヤーは、適切な土地を選択肢の中から選んで、オフィスや一般家庭の部屋、エレベーター施設などの空間を１つのタワー内に作っていき、そのビルを高く築き上げるゲームです。
このゲームの魅力の１つに、ビル内に生活する（もしくは職場で働く）人間の行動を、蟻塚を縦に割ったような視点で眺めて楽しむ事が挙げられます。小さなドットで描かれた彼らが、時間の経過と共にタワー内を移動し、せせこましく生活している様子は、まるで自分自身の生活を見ているようで、微笑ましいようでもあり、滑稽な様子でもあります。難易度はそんなに高くないので、こういったＳＬＧをやったことの無い方にもお勧めできます。