偉大な冒険家、『ドラゴンマスター・ダイン』に憧れる田舎村の少年アレスが、一緒に育った女の子を危機から救うため一生懸命になり、ついでに世界も救ってしまうという心暖まるストーリー。こう書くと何だか取って付けたような感じですけど、実際、ＲＰＧにありがちな、勇者となって魔王を倒すという設定ではなく、目的が身近なところが斬新なシナリオ設定だったと思います。又、だからこそユーザーの共感を呼び、続編である『エターナルブルー』（←これもサターンでリメイクされる予定）と併せて、あれだけの熱狂的なルナ・フリークを作ったのではないでしょうか。メガＣＤで発売され、ムービーの付加など、グラフィックの効果的な使い方でそれを昇華した作品です。演出面では、私個人の感じ方では、ちょっとメガＣＤの方が良かったところがあるんですが(^^;)、まあ、それはマニアの一部の意見という事で・・。ムービーは、夜の船の上でヒロインが『愛の予感』のようなものを歌うシーンがあるのですが、もうこれは感動ものです。ＲＰＧ好きなら必プレイの１本と言えましょう。