ワープの名を一躍有名にしたホラーアドベンチャーです。移動はシネパック動画のムービーですが、レスポンスはそれほど悪くありません（気になる人は気になる程度）。このゲームに登場する主人公『ローラ』は、後にデジタルアイドルとして飯野社長が売りだされたほど、当時（９５年７月）のＣＧで創られた人間としては顔や仕草に表情がありました。ゲームの舞台は、大量殺人が起こった病院で、それまで温厚だった院長（ローラの父）が突然殺人鬼となり、病院内は死体がごろごろ転がる状態になる、というのがオープニングムービーの内容です。ローラは、その謎を探りに単身病院に乗り込んで、別世界と現実の混じりあう−−というか、現実から徐々に別世界へ移行するような不思議な体験をしつつ、真相に迫ります。ゲームをしながら恐怖感を感じる事ができる数少ないエンターテイメントソフトであり、謎解きもそれほど難しくないので、ゲーム慣れしていない人でもプレイできるでしょう（ただ、エンディングを迎えるには攻略本が必要かもしれません）。