ファイナルファンタジー７（スクウェア）
このゲーム、人によっては悪く言う人も居ます。曰く、「まるで映画のようでゲームの本質を逃がしている」、曰く、「背景ＣＧの中に人物が埋もれていてどこに行ったか、どこに行っていいか分からない」、云々かんぬん。・・・しかし、私は、このゲームは、数あるＲＰＧの中でもトップクラスのゲーム性と、トップクラスのサービス精神を持った素晴らしいＲＰＧだと思っています（勿論、”グラフィックの質”から言えばだんぜんトップです−−これは誰でもイエスと言うでしょう）。私がこのゲームのゲーム的面白さが高いという理由は、チョコボシステム（チョコボの育成とチョコボレースの面白さ）、及びマテリアシステムの組合わせの面白さがあるからです。ストーリー的には、勿論ストーリーが主体の他のメディアのエンターテイメントと比べるとそりゃ弱いとは思いますが、ゲームだけが持つインタラクティビティが作品に対する感情移入度を強めていると思います。
とにかく、ＰＳ持っててやらない人はあまり居ないだろうというこのソフト、続編が今年内に、更にその次（ＦＦ９）は来年にも出るそうですので、非常に楽しみにしています。ＦＦシリーズは、昔から２ライン並行で作っているので、ドラクエのように次作品までの期間が空かないと言いますよね。ＦＦ９はＦＦ７と同じチームなのかな。まあ、スクウェア社は人の出入りが非常に激しいので、必ずしも同じチームというワケではないと思いますが。心配なのは、ＳＦＣ版の感想でも述べましたが、初めてゲームをする人には魔法やアイテム類がＦＣ版の頃と比べると比較にならないくらい多く複雑になっているので、もはや付いてこれないのではないかという点ですが・・・。どんなゲームでも、そのゲームの楽しさが分かる前に、そのゲームの仕組みを「覚える」という作業が必要になるワケで、ＦＦの昔からのファンならもう魔法やアイテムの名前を聞いただけでどんなものかピンとくると思うのですが、初めての人はそれさえ分からないでしょうしね。