『りぃらぁるる、ラァりぃるるぅ〜』・・・目を閉じると今でもオープニングでリップが唄う歌声が聞えてくるようです(笑)

ＴＶアニメにある「魔法少女もの」という呼び名の番組をそのままゲーム化したようなソフトです。今まであまりそういうソフトが無かっただけに、ゲーム化する際にはかなり練り込まれたことと思いますが、ディレクターでありシナリオライターでもある遠藤正二朗さん（現在はフェイクラフトの社長）のセンスがよほど良かったのか、極めて稀な秀作になっています。エンディングでは、私、多少泣いてしまいました(^^;) 最初のオープニングを見た時は、ぶっとびもので、苦笑するしかないような人もいると思いますが、エンディングまでプレイできた人は、必ずこのゲームを大好きになることでしょう。
ゲームは、ＴＶ番組のように章ごとに別れており、各々ちょっとした町のエピソードや事件があって、リップがそれらに関わるという設定で物語が進んで行きます。リップの目的は、最初にリップが魔法の国の女王候補に選ばれるんですが、その女王の椅子をライバルと人間界で競う事です。プレイの仕方によってエンディングが分かれ、それは主に、リップシステムと言われる選択肢決定方式によって決まって行きます。つまり、ある対人的な状況におかれたとき、それについてどういう態度を取るかによってリップの成長が決まり、それがエンディングを決めていくのです。まあ、プレイ中はあまりこれを意識せずに物語を楽しんでいるワケですが、全てのエンディングを見ようとした場合、凄く重要になる要素です。