| マンガの世界に初めて、長い詠唱呪文を持ち込んだという点が目新しく、初めて読んだ時はそのことばかりに目を奪われてしまったのですが、本当は人間関係の描き方が面白い作品です。一番面白いと思ったのは、ダークシュナイダーの四天王の一人である雷帝・ネイとダークシュナイダーとのやり取り（コミックで言うと５巻くらいだったかな）でした。あと、勿論、ダークとヨーコさんの関係も面白いですね。それと何と言っても、作品世界の展開が奥深いというか広いというか、最初はそんなことは無かったように思うのですが、途中から旧約聖書絡みの話となって、デビルマンっぽくなってきたところが、そういう雰囲気が好きな私にはたまらない側面になっていったのでした。作画レベルもかなり上で大好きなのですが、時間が足りなくなってイイ加減な書き方をしているところとか、いつ続刊が出るのか分からない(笑)という点が欠点でしょうか。早く続きが読みたいものです。 |
| (2003.11.8) |